後発性白内障 との診断 1

日々の出来事

この1か月で、急に左目の視力が落ちたのだろうか、メガネの度が合わなくなってきた。運転にも支障が出そうなので、目医者に行ってきた。

僕は昨年の6月に両目の白内障手術をしている。

おかげで小学校のころからかけていた「メガネとおさらばできるのか!」 と喜んだのだが、白内障手術では乱視は矯正できないそうで、厳密に言うと、白内障手術後に乱視用の眼鏡を作る必要が出てしまった。

小学校からの近視で、近視の度数は徐々にひどくなって、今までにメガネ、コンタクトレンズのために使った費用は馬鹿にならない額になっている。
メガネレンズには顔にかけるための眼鏡枠が必要で、「今までにいくつの眼鏡枠を買えただろうか?」と考えるとなかなか感慨深いものがある。
社会人になってからはローデンストック、レイバンなどのブランド枠も購入したり、サングラスも度付きの必要がある。スキューバダイビング用の度付き水中眼鏡、スキーの時のコンタクトレンズと、思えば出費を重ねてきた。

乱視の基は、もう20年近く前になるだろうか?
銀座の和親でメガネを新調した時に、メガネの鼻に当たる部分(鼻パッド)を支えるメガネフレームとの接続部分(パッド足)に磁石を入れて、遠近両用メガネの遠と近とをメガネを指で上下させる子によって見やすくするシステムを進められて、新しい物好きの僕は購入することにした。

多分、和親のパテントか特許だったと思う。

ところが、時はまだガラスレンズの時代で、僕は強度の近視だからレンズの重みもかなりなものだった。
使っていると、僕の知らないうちに片方だけ下がって、人に言われるまで気が付かない。

人から見ると僕の眼鏡が斜めになっていて、不思議な状態だったようだ。
指摘されれば、直していたのだが、自分では気が付かないのでかなり長時間斜めの状態でものを見ていたことになる。

乱視になってしまった。

僕はクレーマーではないので、その旨を銀座和親に言うと、「重いレンズ用を開発途中です。」と言うので、あきれてしまった。
それ以来、和親へは足が遠のいてしまった。 まあ、昨年から近くの和親をまた利用するようになって、サービスにも満足しているし、値段も20年前に比べるとずいぶんとリーズナブルになっている。


再開のきっかけは、テナントビルの別なフロアーにある有名な低価格でデザインの良いと称する00であつらえたワイフの眼鏡がかけていて下がるというので、僕が少し力をかけてフレームを曲げたら、ぽっきり鼻の部分で折れてしまったり、眼鏡枠の鼈甲風の模様が、実はフィルムシートが貼ってあるだけで、ちょっとしたきっかけではがれてきたので、ほかの眼鏡屋にしようと上階にある和親を見てみたのだ。

値段は少し高いが、金属フレームもあって和親の方が品質もいいと思う。

妻の眼鏡のついでに、僕のメガネレンズも和親で調達することにした。
二人とも満足している。

白内障手術で、メガネ費用ともおさらばだと思っていたのだが、乱視に対応していないとは知らなかった。

視力も、白内障手術をしたから 1.2 とかになるわけではなく、片眼は乱視のせいか0.7程度にしかならなかった。
そこにもってきて、急な視力の衰えで、目医者に来てみると後発性白内障だと言われた。

後発性白内障とは? 生まれて初めて聞く単語だ。

どうも、説明を受けた感じでは、白内障からくる視力の変化なのでメガネを変えても視力が出ないという。

[ 後発性白内障とは ]
白内障手術は超音波で濁った水晶体を破砕して、吸引してから、眼内レンズを入れる治療だが、残っていた水晶体の細胞が増殖して水晶体嚢を濁らせてしまうことが原因と言われている。手術後5年で約20%の人が発症する。
僕は1年で発症したとのことだが、早すぎるようにも思える。

白内障手術の後に目にした目医者の窓から見える空は、目を見張るほどきれいな青だった。それなのに、破砕片が残ってたのだろうか?
困ったことだが、レザーで治療することによって、後発性白内障は改善できるとのこと。

[ 後発性白内障手術 ]
レザー光線で濁った水晶体嚢に孔を開けて、眼内に光が入るようにすることによって視機能を改善する手術で、痛みもなく短時間の1回で可能とのこと。一度治療すれば再発はまれなので、以後は思い悩む必要はなさそうだ。


緑内障で無くててよかったと思いなおし、明日レザー治療を受けることにした。

Posted by cooltokyo